樹脂粘土の扱い方と基本テクニック
キャリア的には長く樹脂粘土で作品を作っています。
上手い下手はともかくとして趣味として楽しめるのは最高です。
今回はマンネリ化して手を抜かないように粘土の扱い方・テクニックをおさらいします。
樹脂粘土の扱い方
まず手をきれいに洗う
新しい粘土は白色ですから、手が汚れていると粘土へ吸収されきたない色になってしまいます。
特に淡い色の作品を作るときは気をつけましょう。
よく練る
練りこむほどに柔らかく、そしてきめが細かくなります。
粘土の硬度は一定に調整されていますが、柔らかすぎる場合は少しの時間ですが空気にさらして固さの調整をします。
粘土は常にラップに包む
速乾性の粘土ですから空気にさらすとすぐに乾燥します。
練りこんだ粘土も常に密封状態にしておきます。
乾燥すると色は濃く、形は小さくなる
乾燥して水分が抜けた分だけ色が濃く小ぶりになります。
したがって出来上がりの色より淡く、大きめに作るのがポイントです。
乾燥は自然に一昼夜
作品の大きさ、季節によって多少差が出ますが、室内で一昼夜経てば自然に乾きます。
長期保存は密封して冷蔵庫へ
使い切らなかった粘土は、ラップで二重に包んでポリ袋に入れて空気を抜いて密封し冷蔵庫に入れて保存します。
カビも生えず乾燥もせず長期保存が出来ます。
基本テクニック
ワイヤーをフックする
ワイヤーの先端を折り曲げてフックします。
ワイヤーに花芯を付けたり花弁を付けるときワイヤーをフックしておくことで花芯や花弁が抜ける心配がありません。
涙型に等分する
涙型に切れ込みを入れるとき、切込みを入れる向きを間違わないように気をつけます。
ものによっては太い方を切ることもあれば、細い方を切ることもあります。
また切れ込みを入れる深さを的確にし、正確に等分に切ることも大切です。
フリルをつける
花弁や葉の縁に細工棒をコロコロと転がして薄くし波立たせることをいいます。
大きくゆったりつけたり、小さく軽くつけたり、強くしっかりとつけたりとものによってフリルのつけ方もいろいろです。
涙型にする
花弁や葉を作るとき、粘土を涙型にすることが多いです。
涙型といっても太くコロッとしたものもあれば、細長いものもあります。
それによって伸ばした時の形が大きく変わってきます。
涙型をどちらの向きで使うかも形に大きく影響されます。
作る花弁や葉っぱにあった涙型を作ることが大切です。
プレスする
粘土を平均に薄く伸ばすときにミニプレス器を使います。
粘土をクリアファイルに挟んでミニプレス器で押してサイズや厚さにします。
丸みを付ける
花弁に丸みを付けるときに丸め棒で軽く押し当てて丸みをつけます。
まったいらだと表情もなくのっぺらぼうになるのでふっくらせてあげると自然な形ができます。
縁を薄くする
花弁や葉っぱをプレスした後クリアファイルの上から縁を指でしごいて薄くします。
角がとれて自然な感じになりますので必ずやって見てください。
葉脈を写す
プレスした粘土葉型に載せて葉脈を写しとります。
葉型を使わなくとも本物の葉っぱで葉脈をとれますので試してみてください。
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